2017-05

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こころの指定席

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句の解釈について考えていました。
藤田めぐみさんの「トランクの中味は夢じゃなくおイモ」は本当は
「ほら、現実を見なさい、現実を!」と自分に言い聞かせている句でもあります。
以前、めぐみさんからまとまった句稿を見せてもらった時に、
編集者の性で句集にするとしたらどんな流れをつくろうかと勝手に考えたことがありました。
その時に浮かんできたのはひとりの女性が苦い恋と決別してしっかりと前を向いて
歩き始めるというもの。
私のストーリーの中のこの句は「現実から目をそむけずにそれを受け入れた上で
どう生きるか」というラストの場面で登場するはずの句でありました。
でも私はこの「おイモ」を夢をかたちにしたものと解釈してみたかったんです。
自分を叱咤激励する意味も込めて。
句は作者のものではなく、読者のものです。
私には私の解釈があり、そう解釈することによって、その句は私のものになります。
一句は旅をして、行く先々で読み手のこころに住み着きます。
私は今日もこころの指定席を空けて、素敵な句との出会いを待っています。


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山内令南作品集『夢の誕生日』

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