2017-09

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「あざみ通信」のこと

医療ジャーナリスト蒲谷茂さんとのお付き合いはもう数年になるだろうか。

きっかけは私が何気なく自分のペンネーム倉本朝世で検索をかけたときに
「医療ジャーナリスト蒲谷茂の日記」に拙句が紹介されているのを見つけたこと。

蒲谷さんは健康雑誌「壮快」の編集にかかわりその後独立、のちに健康雑誌
「大丈夫」の創刊編集長を務めその後も30年以上医療ジャーナリストとして
「自分の体を自分で守るための情報」を発信するため数々の本を執筆。
現在は八ヶ岳山麓に住み、FM八ヶ岳のパーソナリティーをつとめていらっしゃるそうです。

蒲谷さんのご了承をいただき、以下に「医療ジャーナリスト蒲谷茂の日記」を転載させて
いただきます。

*************

煮えたぎる鍋 方法は二つある

『なつかしい呪文』より

これは倉本朝世さんの句だが、川柳のおもしろさをわたしに教えてくれた。
この句をブログで紹介したら、倉本さんご本人から連絡があって、それ以後、
わたしは執筆した本を献本したり、倉本(冨上)さんが編集した川柳の本や
『あざみ通信』という川柳雑誌をいただいたり、と交流がはじまった。
川柳にしても俳句にしても、短い文章の中に、情景、思いなどが見事におさまっている。
場合によっては、飛び出していることもあるが。

文章でもあるし、言葉でもある。その強さに、驚く。

短いが深い、やさしいが怖い、鋭いが愉快と書き連ねていったら、限りがない。

さて、今回、お送りいただいた『あざみ通信』13号の中から。

宵闇をじっと待ってる桜守

祝い唄一人生まれて一人死ぬ

大伯母が襖を閉めてゆきました

さくらさくら意識の中で咲くさくら

一片のはなびらとなりさようなら

ほのぼのと灯る私の現在地

すべて西郷かの女さんのもの。

いい句だな、とおもって編集後記を読んでいたら、この7月に亡くなられたとのこと。
86歳。闘病生活が長かったとある。そんな生活を微塵も感じさせない。
美しい、きりっとした句で、とてもいいと思った。

ものを表現することの、楽しさとたいへんさを教えていただいた。

わたしもきちんと書かねば、と。自戒中。

******

きちんと書かねばとおっしゃる蒲谷さんに少し前に
ご著書「自宅で死にたい」しあわせな最期の研究(バジリコ株式会社)
を送っていただいた。
折に触れて拝読している。

大切な人をここ2年の間に見送ってきた私には重いテーマである。
私は本の中で紹介されているいくつかの尊厳死宣言の書き方を参考に
自分自身も書いておこうと考えている。

家族や友人・知人の死から学んだ事考えた事、死について思う事、医療のあり方、
残された日々をどう生きるか…この本は医療ジャーナリスト蒲谷茂の本であるが、
そう遠くない未来に迎えるであろう死に向き合うひとりの人間として彼が自分自身の
覚悟を問うている本でもある。
生まれた以上必ず死は訪れる。それはいつか誰にもわからない。
読ませていただいて良かった。ぜひ読んで欲しい本です。
http://www.amazon.co.jp/自宅で死にたい-蒲谷茂/dp/486238210X

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山内令南作品集『夢の誕生日』

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