2017-08

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

何も言わない

徳永政二フォト句集2『大阪の泡』が、11月24日(土)西日本新聞で紹介されました。

俳人・谷口慎也さんが担当の「俳句月評」の中で以下のように取り上げてくださいました。


〈何も言わない〉


今月は川柳句集『大阪の泡』(徳永政二)に注目した。

「顔白く塗ってみんなに見てもらう」「そうですねそれは涙に近いもの」

「あほなことしてきた桑の葉が揺れる」「あの人もりっぱな垢になりはった」など、

口語表現の軽妙な語り口が親しみやすい。だがこれらの作品は、読みの方向性は提示

しているものの、あとは何も言っていない。だから読者は、そこに自分の想像力をもって

参加するしかない。例えば最初の句、そこにおどけた子どもの姿、祭りのなかの白塗りの顔、

さらには男性性の倒錯や死化粧、等々。個々人の多様な読み〈想像力〉を誘発してくる。

そして一句は、それらのイメージの総体として成立するのである。何も言わない作品は読者に

何かを言わせたがる。その短詩形文学の魅力じゅうぶんな1冊であった。 
スポンサーサイト

神戸新聞の新刊紹介 «  | BLOG TOP |  » 帰り道

プロフィール

ギア

Author:ギア
あざみエージェント
http://azamiagent.com/
山内令南作品集『夢の誕生日』

リンク

このブログをリンクに追加する

FC2カウンター

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。